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SNARK Inc.による、東京・渋谷区の飲食店「NANZUKA TAKEN」。現代美術ギャラリーが運営するバー。アーティストたちと協業して、“宇宙を想起させるメインバー”と“木質のVIPバー”という雰囲気が異なる二つの空間を構築。魚眼レンズを用いた窓など様々なアイデアも盛込む
SNARK Inc.による、東京・渋谷区の飲食店「NANZUKA TAKEN」。現代美術ギャラリーが運営するバー。アーティストたちと協業して、“宇宙を想起させるメインバー”と“木質のVIPバー”という雰囲気が異なる二つの空間を構築。魚眼レンズを用いた窓など様々なアイデアも盛込むエントランス側からスタンディングバー越しにメインバーのカウンターを見る。 photo©新澤一平
SNARK Inc.による、東京・渋谷区の飲食店「NANZUKA TAKEN」。現代美術ギャラリーが運営するバー。アーティストたちと協業して、“宇宙を想起させるメインバー”と“木質のVIPバー”という雰囲気が異なる二つの空間を構築。魚眼レンズを用いた窓など様々なアイデアも盛込む左:メインバーのカウンター、右:スタンディングバー photo©新澤一平
SNARK Inc.による、東京・渋谷区の飲食店「NANZUKA TAKEN」。現代美術ギャラリーが運営するバー。アーティストたちと協業して、“宇宙を想起させるメインバー”と“木質のVIPバー”という雰囲気が異なる二つの空間を構築。魚眼レンズを用いた窓など様々なアイデアも盛込むVIPバー、隠し扉側から全体を見る。 photo©新澤一平
SNARK Inc.による、東京・渋谷区の飲食店「NANZUKA TAKEN」。現代美術ギャラリーが運営するバー。アーティストたちと協業して、“宇宙を想起させるメインバー”と“木質のVIPバー”という雰囲気が異なる二つの空間を構築。魚眼レンズを用いた窓など様々なアイデアも盛込むVIPバー、カウンター photo©新澤一平

山田優+小阿瀬直+大嶋励 / SNARK Inc.が設計した、東京・渋谷区の飲食店「NANZUKA TAKEN」です。
現代美術ギャラリーが運営するバーです。建築家は、アーティストたちと協業して、“宇宙を想起させるメインバー”と“木質のVIPバー”という雰囲気が異なる二つの空間を構築しました。また、魚眼レンズを用いた窓など様々なアイデアも盛込んでいます。店舗の場所はこちら(Google Map)。

現代美術ギャラリーNANZUKAが運営するアートバーである。
二つの異なる雰囲気の空間を所属アーティストとコラボレーションしながら計画した。

建築家によるテキストより

誰でも入店可能なメインバーは宇宙を想起させるスペーシーな空間に、中村哲也氏の製作によるカウンターや椅子・テーブルなどの作品や空山基氏の大型作品が飾られる。床壁天井をすべて金属パネルで仕上げ、照明や映像作品の光を乱反射させることを狙った。

メインエリアからの隠し扉の先にあるVIPバーは全く異なった雰囲気の木質の空間とした。
カウンター天板やスピーカーは大平龍一氏による一本の丸太から削り出された彫刻作品である。天井の木パネルは木目が目立ちすぎないように薄いグレーで調色し、壁の左官は出隅に大きなRを取り、素材感がありながらも作品の背景となるディテールで納めている。

建築家によるテキストより

店舗を外からのぞけるように設けた魚眼レンズを仕込んだのぞき窓や、ドアの引手を兼ねた内照式看板など、設計的なチャレンジも多く盛り込んだ。多くのアーティストとの協業から沢山の刺激をもらいながら竣工したプロジェクトである。

建築家によるテキストより
石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、徳島市内の新たな会場で開催へ。実施設計段階まで進んでいた旧計画の内容を公開。石上に加えて藤村龍至と古市憲寿が登壇するオープニングイベントも実施
石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、徳島市内の新たな会場で開催へ。実施設計段階まで進んでいた旧計画の内容を公開。石上に加えて藤村龍至と古市憲寿が登壇するオープニングイベントも実施

石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、徳島市内の新たな会場で開催されます。
実施設計段階まで進んでいた旧計画の内容を公開します。また、石上に加えて藤村龍至と古市憲寿が登壇するオープニングイベントも実施されます。主催は、石上純也展実行委員会です。
会期は、2026年7月11日~8月30日。会場は、竹内ビル1F(徳島県徳島市東船場町1丁目10 / Google Map)。展覧会の公式ページはこちら
石上純也・藤村龍至・古市憲寿が登壇するイベントは、あわぎんホール 4階大会議室にて、2026年7月11日14:00~16:30に開催。
また、本建築に関する正式なクレジットは、熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVです。

石上純也によるコメント

展覧会再開に際して

このたび、「石上純也展 ― 徳島文化芸術ホールへと続く、風景と建築の思想 ―」を、徳島市内の新たな会場にて開催する運びとなりました。

本展覧会は、2026年6月1日より開催を予定しておりましたが、当初会場として予定していた倉庫は民間所有である一方、その敷地が県有地であったことから、徳島県からの要請を受け、開催中止となりました。

その後、実行委員会ならびに公益社団法人 日本建築家協会 四国支部 徳島地域会の多大なるご尽力により、新たな民間会場において開催できる運びとなりました。

現在、徳島県では藍場浜を敷地として、新たなホール整備事業が進められています。一方、本展覧会でご紹介する徳島文化芸術ホール計画は、約三年にわたり徳島県と協議を重ね、県民の皆様から寄せられた多くのご意見を受け止めながら積み重ねられた計画です。現在も県との協定は継続しており、実施設計まで完了し、施工予定者も決定しています。

今、徳島では二つの未来が並行して存在しています。

建築とは、建物をつくることだけではなく、人々がどのように集い、文化を育み、未来の風景を形づくっていくのかを構想する営みです。その構想は、数多くの対話や試行錯誤を重ねながら育まれ、建物として完成する以前から、社会にとって大切な文化的価値を持っています。

本展覧会では、実施設計まで積み重ねられた一つの建築の思考と、その背景にある風景や理念をご覧いただきます。

これは、新たなホール計画と対立するためのものではありません。むしろ、一つの建築の思考を社会に開くことで、この先、徳島の地で生まれる新たな場所について、多くの方々が自由に考え、語り合う契機となることを願っています。

建築は、一人の建築家だけがつくるものではなく、多くの人々と共に共有する未来を形づくるものです。

また、この計画に携わってきた私たちにとって、徳島の未来を思い描きながら、多くの時間と労力を費やして積み重ねてきた図面や計画が、誰の目にも触れられることなく、なかったことになってしまうのは、とても辛く、寂しいことでもあります。だからこそ、この建築の歩みや思考を、多くの皆様にご覧いただきたいと願っています。

本展覧会が、徳島の未来にふさわしいホールのあり方、そして建築が果たすべき役割について考える場となれば幸いです。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

以下に計画案の画像などを掲載します。

ZHAによる、カザフスタンの国立銀行の新本部。最大800人の職員と各部門を収容する建築。変動する厳しい気候に対応する為、ガラス張りの吹抜に動線・空気の流れ・共用部などを集約する構成を考案。外部の“石灰岩製ルーバー”は地域のステップの露岩から着想
ZHAによる、カザフスタンの国立銀行の新本部。最大800人の職員と各部門を収容する建築。変動する厳しい気候に対応する為、ガラス張りの吹抜に動線・空気の流れ・共用部などを集約する構成を考案。外部の“石灰岩製ルーバー”は地域のステップの露岩から着想 photograph by Hufton+Crow
ZHAによる、カザフスタンの国立銀行の新本部。最大800人の職員と各部門を収容する建築。変動する厳しい気候に対応する為、ガラス張りの吹抜に動線・空気の流れ・共用部などを集約する構成を考案。外部の“石灰岩製ルーバー”は地域のステップの露岩から着想 photograph by Hufton+Crow
ZHAによる、カザフスタンの国立銀行の新本部。最大800人の職員と各部門を収容する建築。変動する厳しい気候に対応する為、ガラス張りの吹抜に動線・空気の流れ・共用部などを集約する構成を考案。外部の“石灰岩製ルーバー”は地域のステップの露岩から着想 photograph by Hufton+Crow

ZHAが設計した、カザフスタンの、国立銀行の新本部です。
最大800人の職員と各部門を収容する建築です。建築家は、変動する厳しい気候に対応する為、ガラス張りの吹抜に動線・空気の流れ・共用部などを集約する構成を考案しました。また、外部の“石灰岩製ルーバー”は地域のステップの露岩から着想を得ています。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

カザフスタン共和国国立銀行の新本部が全面的に稼働
カザフスタン・アスタナ

アスタナにあるカザフスタン共和国国立銀行(NBRK)の新本部は、最大800人の職員を収容可能な単一の統合キャンパス内に銀行の各部門を収容しており、財政の安定に対する同機関の長年にわたる取り組みを表しています。

中央カザフスタンの半乾燥ステップ地帯に位置するアスタナは、大陸性気候により、暖かい夏と非常に寒い冬を有し、過去最低気温は-51℃を記録しています。毎年-40℃から+40℃の間で変動するこの都市の気温に対応するため、環境への配慮はNBRKの設計を推進する重要な要因となっています。

本部の高度に集約された構成は、地元産の彫刻加工された石灰岩製ルーバーで包まれています。この設計は、カザフのステップから劇的にそびえ立つ露岩や崖に着想を得ています。それらは、この地域特有の気候条件によって数千年にわたり形づくられた、うねるような地質の縞模様を露出しています。

年間の日射量、気温、湿度、卓越風、大気質および降水量への配慮が、環境性能を最適化し、銀行職員の快適性を向上させるための設計に貢献しています。

13層の立方体構造内にさまざまな部門を織り交ぜ、全層にわたる共用ウィンターガーデンを、全てのオフィスフロアの各ワークステーションから見ることができます。環境性能を最適化するため、中央の吹抜空間の中に動線、自然光、空気の流れおよび共用空間を集約することで、このウィンターガーデンは自然光を建物中心部の奥深くまで導き、屋根の換気口から暖かい空気を排出するとともに、下層部からより冷たい空気を取り込む熱煙突として機能しています。この受動的な気流により、夏季における建物全体での機械換気および冷房の必要性が低減されます。

隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2026年度夏のオープンキャンパスの申込を受付中。CLTを活用した木造校舎の見学や、木造住宅の模型づくりなどが体験可能
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2026年度夏のオープンキャンパスの申込を受付中。CLTを活用した木造校舎の見学や、木造住宅の模型づくりなどが体験可能

隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、2026年度夏のオープンキャンパスの申込を受付中です。
CLTを活用した木造校舎の見学や、木造住宅の模型づくりなどが体験可能なイベントです。2026年8月1日(土)の午前・午後の計2回の開催で、定員は各回50名(先着順)です。こちらのページからの事前申込制です。また、事前にご連絡すれば、いつでも見学・説明OKな「エブリデイオープンキャンパス(要予約)」も実施中。

校長を務める世界的な建築家 隈研吾氏からのメッセージ

素材が生まれる「現場」を知ることで、深まる設計力
森から建築までを貫く視点を磨き、専門性を唯一無二の武器へと昇華させる。

21世紀は木の世紀・木の時代が来ると、私は予測してきました。本校で学ぶ人は木の時代のリーダーになれる人だと思っています。木の時代を担っていく人材という自覚を持って、互いに切磋琢磨していただきたい
そのためには、「木を愛する気持ち」を持ち続けることが重要です。

志を持った皆さん、日本一の高知県の森で、共に学び、成長していきましょう

以下に詳細な情報を掲載します。

葛島隆之建築設計事務所による、三重の「Clinic O」。医院の増改築。イメージの更新と機能不全の解消を求め、既存と環境を繋ぎ合わせる為の“バッファー”となる細長い量塊を増築する計画を考案。訪問・治療・会計の流れを“生活に溶け込む”スムーズな体験へと変える
葛島隆之建築設計事務所による、三重の「Clinic O」。医院の増改築。イメージの更新と機能不全の解消を求め、既存と環境を繋ぎ合わせる為の“バッファー”となる細長い量塊を増築する計画を考案。訪問・治療・会計の流れを“生活に溶け込む”スムーズな体験へと変える外観、東側より見る。 photo©葛島隆之建築設計事務所
葛島隆之建築設計事務所による、三重の「Clinic O」。医院の増改築。イメージの更新と機能不全の解消を求め、既存と環境を繋ぎ合わせる為の“バッファー”となる細長い量塊を増築する計画を考案。訪問・治療・会計の流れを“生活に溶け込む”スムーズな体験へと変える外観、北側の道路より見る。 photo©葛島隆之建築設計事務所
葛島隆之建築設計事務所による、三重の「Clinic O」。医院の増改築。イメージの更新と機能不全の解消を求め、既存と環境を繋ぎ合わせる為の“バッファー”となる細長い量塊を増築する計画を考案。訪問・治療・会計の流れを“生活に溶け込む”スムーズな体験へと変える待合室から受付を見る。 photo©葛島隆之建築設計事務所
葛島隆之建築設計事務所による、三重の「Clinic O」。医院の増改築。イメージの更新と機能不全の解消を求め、既存と環境を繋ぎ合わせる為の“バッファー”となる細長い量塊を増築する計画を考案。訪問・治療・会計の流れを“生活に溶け込む”スムーズな体験へと変える診察室 photo©葛島隆之建築設計事務所

葛島隆之建築設計事務所が設計した、三重・員弁郡の「Clinic O」です。
医院の増改築のプロジェクトです。建築家は、イメージの更新と機能不全の解消を求め、既存と環境を繋ぎ合わせる為の“バッファー”となる細長い量塊を増築する計画を考案しました。そして、訪問・治療・会計の流れを“生活に溶け込む”スムーズな体験へと変えます。

本計画は、院長が二代目へと変わり、業務拡大に伴う建築の機能不全を改善したいという事に加え、リニューアルに伴うイメージのアップデートを行いたいという事から始まった。機能不全としては、キッズスペースの確保、バックヤードの拡充、アプローチやトイレなどのバリアフリー化などであった。

要望に対して床面積が不足している事から、増築を選択し、東側の隣地境界際の基壇を解体して細長い廊下状のヴォリュームを計画する事とした。ヴォリューム内部には待合スペースとキッズスペースを設け、待合スペースの面積が減った既存棟内はバックヤードとしての面積を増やし、動線を整理した。

建築家によるテキストより

増築棟としてのヴォリュームは、周辺環境と既存棟を繋ぎ合わせる為のバッファーとして考えた。
アプローチ空間を伴うバッファーを丁寧に設計することで、クリニックに訪れ、治療を受け、会計を済ますまでの一連の体験が、生活に溶け込むスムーズなものへと変化することを目指した。そして、そのヴォリュームが取りついた外観としての現われが既存建築の持っていた強い独立性を打ち消すようになればと考えた。

具体的には、踏面の広い階段やスロープの延長により、既存棟FLとGLとのレベル差を処理し、寄り付きやすいアプローチとした。構造躯体は既存建築の屈強なRCと繊細に応答できるよう、鉄骨のラーメンによって組み立てた。

建築家によるテキストより

緩やかにカーブする坂道沿いの壁面は全面ガラスとし、周辺から内部空間と共に既存棟が覗えるようにした。ガラススクリーンは、階段ポーチまで延長し立面を抽象化し、人々を迎え入れる。

増築棟と接する既存外壁は内壁化することから、白い保護塗料を剥がしビシャン仕上げとし、既存開口部はサッシを外して受付カウンターなどへと転用した。新たに内壁として壁を貼って仕上げたり、開口位置を変更することなく、既存建築の要素を新しい建築の要素に置き換えた。廊下状の内部空間は、田園風景と40年の時間が刻まれたテクスチャーによって作られている。

時を経て建築に求められることが変化し、アップデートを求められた今回のプロジェクトにおいて、建て替えのような大掛かりな対応は負荷も大きく、既存環境に対して無作法であるように思う。
一方で、部分的要素の付加による対処療法のようなものもまた、既存建築の魅力を損ないかねない。ここで考えた事は、増築部の適切なスケールと存在感であり、それによって生まれる新旧の建築内部の連続性、既存建築と周辺環境の風景としての連続性である。

建築家によるテキストより
森下陽 / AMPによる、静岡・藤枝市の住宅「タカスノコヤ」。住宅街の台形敷地での計画。膨大なレコードの収納を起点に、“拡張性のある大きな壁面”を持つリビングを作り中心に据えて3つのフロアが緩やかに繋がる構成を考案。窓の配置や大きさで個人の居場所の創出も意図
森下陽 / AMPによる、静岡・藤枝市の住宅「タカスノコヤ」。住宅街の台形敷地での計画。膨大なレコードの収納を起点に、“拡張性のある大きな壁面”を持つリビングを作り中心に据えて3つのフロアが緩やかに繋がる構成を考案。窓の配置や大きさで個人の居場所の創出も意図外観、西側の道路より見る。 photo©kenta hasegawa
森下陽 / AMPによる、静岡・藤枝市の住宅「タカスノコヤ」。住宅街の台形敷地での計画。膨大なレコードの収納を起点に、“拡張性のある大きな壁面”を持つリビングを作り中心に据えて3つのフロアが緩やかに繋がる構成を考案。窓の配置や大きさで個人の居場所の創出も意図1階、左:1.5階への階段、正面:ダイニング、右:キッチン photo©kenta hasegawa
森下陽 / AMPによる、静岡・藤枝市の住宅「タカスノコヤ」。住宅街の台形敷地での計画。膨大なレコードの収納を起点に、“拡張性のある大きな壁面”を持つリビングを作り中心に据えて3つのフロアが緩やかに繋がる構成を考案。窓の配置や大きさで個人の居場所の創出も意図1.5階、リビング photo©kenta hasegawa
森下陽 / AMPによる、静岡・藤枝市の住宅「タカスノコヤ」。住宅街の台形敷地での計画。膨大なレコードの収納を起点に、“拡張性のある大きな壁面”を持つリビングを作り中心に据えて3つのフロアが緩やかに繋がる構成を考案。窓の配置や大きさで個人の居場所の創出も意図2階、室2 photo©kenta hasegawa

森下陽 / AMPが設計した、静岡・藤枝市の住宅「タカスノコヤ」です。
住宅街の台形敷地での計画です。建築家は、膨大なレコードの収納を起点に、“拡張性のある大きな壁面”を持つリビングを作り中心に据えて3つのフロアが緩やかに繋がる構成を考案しました。また、窓の配置や大きさで個人の居場所の創出も意図しました。

家族5人のために計画した住宅です。

敷地は藤枝市の住宅街の一角にあり、西と北を道路に面し、台形の形をした変形敷地です。この変形敷地に対して、車2台分の駐車を確保し、敷地に合わせた台形の箱を中央に配置しました。

建築家によるテキストより

クライアントのコレクションである膨大な量のレコードを、まずはどのように納めるかの検討から計画はスタートしました。これからも増える可能性のあるレコードには、拡張性のある大きなヴォリュームの壁面1面を用意し、それを背景としたリビングを中心に、スキップフロアで全体がゆるやかに繋がるような構成としました。

建築家によるテキストより

1階はダイニングキッチンを中心に個室とウォークインクローゼット、水回りを、1階より2m上がった1.5階にはリビングとスタディコーナー、1.5階より2m上がった2階には個室を配置しました。ヴォリュームの大きなダイニングキッチン、リビングから離れるほど個人の場となり、窓の配置とスケールを各々適した居場所となるよう調整しています。

敷地南側には駐車スペースの奥に物干しと駐輪スペースを確保し、使い方により必要な軒の深さとなるように大きな屋根をかけました。

建築家によるテキストより
ヘザウィック・スタジオによる、サウジアラビアの「アルウラ・マナラ」。砂漠地帯に計画された天体観光の為の施設。“宇宙の驚異”を体感する施設として、銀河や惑星の環などの“螺旋形状”から着想を得た建築を考案。一連の筒状の形態は日中の遮光や夜間の視認性の維持にも寄与
ヘザウィック・スタジオによる、サウジアラビアの「アルウラ・マナラ」。砂漠地帯に計画された天体観光の為の施設。“宇宙の驚異”を体感する施設として、銀河や惑星の環などの“螺旋形状”から着想を得た建築を考案。一連の筒状の形態は日中の遮光や夜間の視認性の維持にも寄与 image©NOD
ヘザウィック・スタジオによる、サウジアラビアの「アルウラ・マナラ」。砂漠地帯に計画された天体観光の為の施設。“宇宙の驚異”を体感する施設として、銀河や惑星の環などの“螺旋形状”から着想を得た建築を考案。一連の筒状の形態は日中の遮光や夜間の視認性の維持にも寄与 image©NOD
ヘザウィック・スタジオによる、サウジアラビアの「アルウラ・マナラ」。砂漠地帯に計画された天体観光の為の施設。“宇宙の驚異”を体感する施設として、銀河や惑星の環などの“螺旋形状”から着想を得た建築を考案。一連の筒状の形態は日中の遮光や夜間の視認性の維持にも寄与 image©NOD

ヘザウィック・スタジオによる、サウジアラビアの「アルウラ・マナラ」です。
砂漠地帯に計画された天体観光の為の施設の計画です。デザイナーは、“宇宙の驚異”を体感する施設として、銀河や惑星の環などの“螺旋形状”から着想を得た建築を考案しました。また、一連の筒状の形態は日中の遮光や夜間の視認性の維持にも寄与しています。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

ヘザウィック・スタジオは、古代都市アルウラ近郊のサウジアラビア北西部の遠隔地にある砂漠地帯に建設予定の、アストロツーリズム(天体観光)ヴィジターセンターのデザインを公開しました。

ダークスカイ・ツーリズム(星空観光)と天体研究の拠点として構想されたこの施設は、科学者と来訪者を、探究と発見を共有する空間に集めます。

アルウラ・マナラ(AlUla Manara)と名付けられた – 近年この地域で最初のダークスカイ・パークの一つに選定されたエリアに位置する – このセンターのデザインおよびより広範なマスタープランは、国際設計コンペティションを経て、ロイヤル・コミッション・フォー・アルウラに選定されました。

スタジオの採用された提案は、宇宙で一般的に見られる印象的な螺旋形状 – 銀河から惑星の環、渦を巻く恒星やガスの集まりまで – と、植物や先史時代の化石、貝殻など地球上にも見られる同様の美しく数学的なパターンから着想を得ています。

メインのヴィジターセンターは、一連の筒状のフォルムで構成されており、その外装には、ユネスコ世界遺産であるアルウラの景観にある砂岩の山々を想起させる質感のある石材が用いられています。

建物内部には、没入型の展示やギャラリーを備えた多様な展示スペース、プラネタリウム、レストラン、そして屋上展望デッキが含まれます。この種のヴィジターアトラクションとしては珍しく、建物内の別のエリアでは先駆的なリアルタイム研究も行われ、来館者は、このセンターの最先端施設で進められている研究の舞台裏を垣間見ることができます。

変化する光の条件に適応できるよう設計されたこの建物には、それぞれの筒状フォルムに組み込まれた日除け装置が備えられます。これらは、日中は日射を調整し、夜間はダークスカイの視認性を維持します。開閉可能な窓により、この建物は変化する砂漠の気象条件に対応できるようになり、エネルギー効率を向上させるとともに建物を自然環境から保護し、周囲の景観や頭上に広がる空の印象的な展望地点も提供します。

岩元真明+千種成顕 / ICADAによる、さいたま市の「だら挽きの家」。“ウッドショックの真っ只中”に計画された住宅。材料調達から設計を始める必要性を感じ、“行き場を失った‘大径木’”を主要材として造る方法を模索。杉丸太を“だら挽き”して構造体と仕上げにする建築を考案
岩元真明+千種成顕 / ICADAによる、さいたま市の「だら挽きの家」。“ウッドショックの真っ只中”に計画された住宅。材料調達から設計を始める必要性を感じ、“行き場を失った‘大径木’”を主要材として造る方法を模索。杉丸太を“だら挽き”して構造体と仕上げにする建築を考案外観、南側の接道部分より見る。 photo©表恒匡
岩元真明+千種成顕 / ICADAによる、さいたま市の「だら挽きの家」。“ウッドショックの真っ只中”に計画された住宅。材料調達から設計を始める必要性を感じ、“行き場を失った‘大径木’”を主要材として造る方法を模索。杉丸太を“だら挽き”して構造体と仕上げにする建築を考案1階、玄関側からダイニング越しにキッチンを見る。 photo©表恒匡
岩元真明+千種成顕 / ICADAによる、さいたま市の「だら挽きの家」。“ウッドショックの真っ只中”に計画された住宅。材料調達から設計を始める必要性を感じ、“行き場を失った‘大径木’”を主要材として造る方法を模索。杉丸太を“だら挽き”して構造体と仕上げにする建築を考案2階、居間から子供室を見る。(可動棚を動かした状態) photo©表恒匡
岩元真明+千種成顕 / ICADAによる、さいたま市の「だら挽きの家」。“ウッドショックの真っ只中”に計画された住宅。材料調達から設計を始める必要性を感じ、“行き場を失った‘大径木’”を主要材として造る方法を模索。杉丸太を“だら挽き”して構造体と仕上げにする建築を考案2階、居間から開口部越しに外部を見る。 photo©表恒匡

岩元真明+千種成顕 / ICADAが設計した、さいたま市の「だら挽きの家」です。
“ウッドショックの真っ只中”に計画された住宅です。建築家は、材料調達から設計を始める必要性を感じ、“行き場を失った‘大径木’”を主要材として造る方法を模索しました。そして、杉丸太を“だら挽き”して構造体と仕上げにする建築を考案しました。

路地が屈曲する複雑な旗竿敷地に建つ木造住宅である。設計を開始した2022年はCovid-19とウクライナ戦争の影響による木材価格の高騰、いわゆるウッドショックの真っ只中で、材料調達からデザインをはじめる必要があると感じた。

そこで思い浮かんだのが、行き場を失った「大径木」の問題である。現在、太い丸太は細い丸太よりも単価が低い。長年かけて育てた木が安く売られ、細切れになって使われる状況をやるせなく思う林業関係者も多いという。

ならば大径木を調達してその大きさを活かし、安価かつ表情豊かな家を建てることはできないか?

建築家によるテキストより

まずは「だら挽き」と呼ばれる単純な製材方法によって直径50~60cmの杉丸太を短冊状にスライスする。
歩留まりを上げるため、耳も薄皮も残したままだ。こうして得られた厚さ105mmと70mmの挽板を柱と梁にする。幅広の挽板を並べれば、下地材も仕上げ材もいらない、コンクリート打ち放しならぬ「杉板挽き放し」の壁と天井の出来上がりだ。
挽板の端材は階段や家具の材料として徹底的に使い切った。

建築家によるテキストより

平面計画は、挽板構造のアイデアと敷地条件から半ば自動的に導かれた。旗竿敷地の整形な部分に2階建ての箱を置く。挽板梁の最大スパンから柱位置が定まる。1階の半分は玄関とダイニング、もう半分は編集業を営む建主の書庫兼仕事場とする。トイレは両者の結節点で、通過動線にもなる。
2階には居間と寝室を置く。子ども部屋は可動棚で仕切り、ライフステージの変化に対応できる計画とする。

さて、旗竿の路地部分をどうするか。
ここで「モノが多い」という施主の言葉が頭をよぎった。細長いヴォリュームを宙に浮かべ、浴室とウォークインクローゼットにしてみよう。突き当りにデスクをつくれば小さな書斎になる。家の最奥にありながら街に一番近く、南面からの陽光を楽しむ場所だ。

こうして「竿」に浴室と収納を集約することによって、「旗」の外周壁はモノから解放され、挽板の自然な表情が活きた。

建築家によるテキストより
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AMDlabはAI時代の全く新しい建築設計事務所として、世の中の建築設計プロセスの変革に挑戦する一級建築事務所です。

今回、私たちはさまざまな建築物の設計領域において、AI・BIM・ソフトウェアを前提とした新しい設計プロセスを立ち上げるため、共に立ち上げを推進してくれる設計者の方を募集しています。

転職をお考えの方はもちろん、まだ悩んでいる方でも、気になっていただけた方はまずはぜひカジュアルにお話をさせてください。
積極的にオンラインカジュアル面談実施中です!

【AMDlabについて】
AMDlabは一級建築士である藤井章弘と松原昌幹が2019年に共同創業し、2021年に一級建築事務所の登録をした会社です。

藤井は神戸大学大学院、ワシントン大学で建築を学び、松田平田設計で構造設計に従事した後、建築業界をテクノロジーでアップデートすることを目指してAMDlabを創業しました。
松原も一級建築士として安井建築設計を経て、現在はBIM・Web・AI・数理最適化などの技術領域から建築業界のアップデートに取り組んでいます。

私たちはこれまで、大手建設会社や組織設計事務所など、業界のリーディングカンパニーに向けてDX支援やソフトウェア開発を行ってきました。今後はDX支援に留まらず、テクノロジーを活用した一級建築事務所として、昨今注目を集めるデータセンターをはじめとした設計事業そのものに踏み込んでいきます。

今までの設計者としてのご経験にAIやテクノロジーを掛け合わせ、キャリアを時代に則したネクストステップに進めませんか?
そして、共に建築業界に革命を起こし、我々の形成した仕組みが世界中の建物づくりに活用されていく未来をつくっていきましょう。

【募集ポジションについて】
経営陣である藤井や松原とともに、ご経験を活かしながらAI・BIMを活用した新しい設計プロセス作りに挑戦できるポジションです。
まずは建築設計(主にデータセンター)を担っていただき、徐々に「新しい設計プロセス」の構築に関わっていただきます。
設計の検討や情報整理をどう効率化するか、AIを活用して品質や意思決定のあり方をどう高めるか、といったテーマに一緒に取り組んでいただきます。

【ap job更新】 様々なアワードの受賞歴があり、ルーヴル・アブダビでも作品を実現した「YOKOMAE et BOUAYAD」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中
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【ap job更新】 様々なアワードの受賞歴があり、ルーヴル・アブダビでも作品を実現した「YOKOMAE et BOUAYAD」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中大きい屋根と森といえ / 東京都 / 住宅兼アトリエ

様々なアワードの受賞歴があり、ルーヴル・アブダビでも作品を実現した「YOKOMAE et BOUAYAD」の、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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■募集内容
東京オフィスの拡大と新たなプロジェクトへの参画に伴い、意欲的で向上心のある新卒者または既卒者を募集しています。
YOKOMAE et BOUAYADは、建築を創造することに情熱を燃やす建築家が集まる職場環境と、多様なプログラム、規模のプロジェクトに携わる経験を提供します。
建築の可能性を探求し、スキルを磨きたい若手建築家の方からのご応募をお待ちしております。

■私たちについて
YOKOMAE et BOUAYADは、日本人建築家の横前拓磨氏とモロッコ人建築家のボウアヤド ガリ氏が率いるアトリエであり、2023年に東京で設立されました。

アジア、アフリカ、中東地域におけるプロジェクトに取り組む国際的なアトリエです。
本社は東京にあり、2025年からはモロッコも新たな活動拠点としています。小規模なパビリオン、展示会場、個人住宅から、中大規模の集合住宅やホテルまで、幅広いプロジェクトの設計を行っています。

2024年9月、YOKOMAE et BOUAYADは、仙台の音楽ホール・中心部震災メモリアル拠点複合施設公募型プロポーザルにおいて、75社の中からファイナリストに選出されました。また、2025年6月には、ルーヴル・アブダビ内のアートパビリオンのコンペティションにおいて選出されました。

横前拓磨:
日本人、一級建築士。2012年東京理科大学大学院修士課程修了。
2012年より東京を拠点とする、妹島和世建築設計事務所にて10年間建築設計に従事。妹島和世氏、西沢立衛氏のもと、荘銀タクト鶴岡、ヨシダ印刷東京本社、を担当、プロジェクトマネージャーとして大阪のうめきた大屋根、渋谷駅街区開発計画(進行中)、松島自然の家2期などのプロジェクトを担当。

2025年より東京理科大学創域理工学部建築学科非常勤講師、2026年より前橋工科大学工学部建築学科非常勤講師を務める。2010年にはセントラル硝子国際コンペティション入賞、空間デザインコンペティション入賞、膜空間デザインコンペティション最優秀賞などを受賞。

ボウアヤド ガリ:
モロッコ人、HMONP建築士、博士美術。2021年東京藝術大学美術研究科博士課程修了。2015年パリ・ラ・ヴィレット建築大学修士課程修了。在学最終学年中に九州大学に留学。
2021年から2023年まで、妹島和世+西沢立衛/SANAAにて、渋谷駅街区再開発やうめきた大屋根や深セン海洋博物館などを担当。
2024年、パリのInstitut du Monde Arabeからアラブ世界デザイン賞にノミネートされ、2026年、Under 35 Architects日本の35歳以下の若手建築家による建築の展覧会に選ばれた。

【ap job更新】 自然環境や資源を活かし、“その土地にしかない滞在体験”を構想して形にする「株式会社アースボート」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
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自然環境や資源を活かし、“その土地にしかない滞在体験”を構想して形にする「株式会社アースボート」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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誰も欲しがらなかった土地に、人が訪れるようになる。

私たちが開発するのは、不動産事業者が競って取得するような一等地ではありません。かつて誰かの暮らしや営みがあったけれど、いまは草に埋もれてしまった場所。荒れてしまった町有地。鬱蒼とした森のなか。活用方法が見出されず、長い間使われてこなかった土地です。

そこに、自然環境や先人たちが残した資源を活かしながら、その土地にしかない滞在体験を構想し、形にしていく。設計者として、土地の読み解きから計画・設計・監理まで、一つの拠点が立ち上がる過程に最初から最後まで関わっていくポジションです。

【設計者に求めること】
・アウトドアホテル施設の計画立案
・設計(配棟計画、管理事務所等の小屋の設計、インフラ・ランドスケープなどを含む意匠設計)
・工事監理
・行政協議、各種許認可対応
プロジェクトマネージャーと連携しながら一連の業務を担っていただきます。関わる土地はひとつひとつ性格が異なるため、設計者としての判断と裁量が直接、場の質に反映されます。

【受賞歴】
・2024年度グッドデザイン賞 ※1
・信州ブランドアワード2024「NAGANO GOOD DESIGN部門」大賞 ※1
・CLT OF THE YEAR2025 優秀賞 ※1

※1 受賞作品名:Earthboat、事業者:株式会社アースボート、デザイナー:PAN- PROJECTS

最も注目を集めたトピックス[期間:2026/6/22-6/28]
最も注目を集めたトピックス[期間:2026/6/22-6/28]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2026/6/22-6/28)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。(弊サイトでは、作品記事についてSNS広告を活用した再発信を行う場合がありますが、その流入はランキングに影響しないよう設定しています)


  1. 岩瀬諒子設計事務所が、滋賀の「守山市ほたるの森資料館」設計プロポで優秀者に選定。技術提案書も公開。二次審査には、湯澤ON設計共同体、横井・佐瀬+TAMA設計共同体、御手洗龍建築設計事務所、工藤浩平建築設計事務所、タトアーキテクツ、Atelier tomato+HaMAo共同企業体が名を連ねる
  2. 平瀬有人+平瀬祐子 / yHa architectsによる、福岡市の、住宅兼オフィス「TETUSIN DESIGN RE-USE OFFICE」。歴史的建築の保存活用に関わる施主の危惧を出発点とし、洋館の部材を譲りうけファサード等を“生け捕り”して新築建物に選択的転用と再構築を実践、歴史的価値を引き継ぎ記憶の継承を試みる
  3. 【ap編集長の建築探索】vol.022 篠原一男「上原曲り道の住宅」
  4. KUMA & ELSAによる、福岡の「Nakano House」。集合住宅の二層に計画された親世帯と子世帯の住戸。生家の“日本家屋の縁側の再現”との要望に、中央に諸室を集めた“小屋”を据えて周囲に“中間領域”を作る構成を考案。床仕上げの切替は“境界の曖昧さ”も体現
  5. 今津康夫 / ninkipen!による、神奈川の店舗「ブルーボトルコーヒー 鎌倉カフェ」。古都にふさわしい在り方を求めた計画。近隣の坂倉建築のピロティ天井の“きらめき”から着想を得て、伝統様式の格天井の様にステンレスパネルを配する空間を考案。灯りや人の振舞を映して“心地よい揺らぎ”を生む
  6. 青木淳のファサードデザインで、東京・表参道に、ロロ・ピアーナの旗艦店がオープンへ。“本物の素材が生む高揚感”の表現を意図し、イタリアで焼成した1400枚以上のテラコッタを曲線状に連ねた“織物の縦糸のような”ファサードを考案
  7. MVRDVによる、オランダの集合住宅「Nieuw Bergen」。歴史的地区での5つの新築と2つの既存改修からなる計画。周辺環境に“溶け込む”為、低層棟からタワー棟にかけて素材や規模が“段階的に移行”する建築を考案。45°の傾斜屋根は住戸等への日照の最大化も意図
  8. 大阪市で「『現し』を考える。展@大阪本町」が、パナソニックEWの企画で開催。電材での意匠表現の可能性を探る展示。東京で開催された同名の展覧会のver.1.0からver.4.0をベースとして再構成
  9. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  10. 勝亦丸山建築計画による、東京・中央区の「シグマソフトサービス」。IT企業オフィスの“ヘルプデスク”の部屋の改修。落ち着いた環境と高い生産性の両立を求め、“穏やかな素材感”の中で作業できる場を志向。家具と造作の間のスケールの“紙管を用いた什器”で構成する空間を考案
  11. ファラによる、ポルトガルの住戸改修「apartment of skewed relations」。“特異な輪郭”の区画での計画。不定形な外形への対応を意図し、一連の壁が“外周との対話の中で異なる位置や角度をとる”構成を考案。いくつかの部屋に設けた2枚の扉は“住空間の風景の流動性”にも寄与
  12. ZHAによる、中国の、展示と舞台芸術の新施設。広東オペラ発祥の地での計画。伝統衣装“の水袖”の流れるような様子に着想を得て、徐々に拡大しつつ広がる複数の構造体からなる建築を考案。メイン劇場は音響にも有効に働く“10万本の細長い部材”を特徴とする
  13. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、2026年6月1日に開幕。開催場所は、徳島市万代町の“第一倉庫”。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを展示
  14. ヴァーナー・パントンの、ヴィトラでの展覧会の会場写真。色彩豊かな作品で知られるデザイナーの生誕100周年を記念した回顧展。活動の全期間に渡る仕事に光を当て、代表作から未公開のプロジェクトまで紹介。1970年の“伝説的な”作品を再現した体験型展示も公開
  15. 吉村昭範・佐々木勝敏・諸江一紀・東畑建築事務所・名古屋大学による、愛知の「名古屋大学オークマ工作機械工学館」。校内外の二つの大通りの交差点に位置する場所での計画。全体の“広場”であり“パス”となる存在を求め、低層で“ルーフガーデン”を備えた隣接校舎への通り抜けも可能な建築を考案
  16. 村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第6回「参照すること、その先にあるもの」
  17. ZHAによる、中国・重慶市の交通施設「T3B」。国際空港の新ターミナルの計画。都市の山岳と河川の景観から着想を得た“うねるような屋根”を備え、将来的な拡張と運用効率を最大化する“X”型の平面構成の建築を考案。旅客の為の屋外テラスと中庭も設ける
  18. nendoによる、長野・御代田町の「土管のゲストハウス」。宿泊機能を備えた芸術作品等を収蔵する保管庫。インフラに用いられる“ボックス・カルバート”の考え方を応用し、土管を井桁状に積み重ねた様な建築を考案。保管物の増加に伴い“土管”の追加も想定
  19. オンデザインパートナーズによる、神奈川・横浜市の「まちのような国際学生寮」。多様な学生が住む寮。共同生活で“交流を促進”する存在を目指し、最小限の“個室”と様々な特徴を持つ居場所“ポット”を散在させた生活機能を担う“共用部”で構成。小さな滞在空間の“連続体”として建築を作る
  20. ヨネダ設計舎 / 米田雅樹による、三重・亀山市の住宅「野原の家」

坂茂によるスピーチの動画。坂の「2026年 AIA ゴールドメダル」受賞を記念して、2026年6月のアメリカ建築家協会のカンファレンスで行われたもの ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 (2027年) の日本館のキュレーターに、金野千恵が選出。テーマは「MONSOON COMMONALITY」。指名コンペには、秋吉浩気、草野絵美、篠原雅武、馬場正尊が名を連ねる
ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 (2027年) の日本館のキュレーターに、金野千恵が選出。テーマは「MONSOON COMMONALITY」。指名コンペには、秋吉浩気、草野絵美、篠原雅武、馬場正尊が名を連ねる

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 (2027年) の日本館のキュレーターに、金野千恵が選出されています。指名コンペには、秋吉浩気、草野絵美、篠原雅武、馬場正尊が名を連ねていました。

国際交流基金(JF)は、第20回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーターを選出するため、指名コンペティションを行いました。5名の候補者の方にご参加いただき、選考委員会において審査を行った結果、このたび金野千恵氏がキュレーターに選出されましたので、お知らせします。選考の経過などは、以下のリンクの資料をご参照ください。

以下は、公開された各者の展示プラン(PDF)と審査講評への直接リンクです。

【ap job更新】 革新的な建築を創り出す“建築系スタートアップ”の「VUILD」が、建築設計・インテリアデザイン・施工管理・ファブリケーターのスタッフを募集中
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革新的な建築を創り出す“建築系スタートアップ”の「VUILD」の、建築設計・インテリアデザイン・施工管理・ファブリケーターのスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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2019年竣工の『まれびとの家』以降、着実に実績を重ね、先日『福島の木造スタジアム計画』や『木質ハイブリッドマンションの計画』といった1万平米規模となるプロジェクトを公表しました。
加えて、ヴェネチアでの国際建築展への出展や、世界三大デザイン賞「iFデザインアワード」での最高賞GOLD受賞など、国際的な舞台にも立ち始めています。

その成果もあり、野心的なプロジェクトのお声掛けをいただく機会が増え、着工中のPJが5件・設計中のPJが約10件と、平均1000平米前後の建築PJが多数進行しています。
最近では、設計事務所としてのプロジェクト以上に、他の設計事務所やゼネコン・工務店からの制作や施工を担う案件も増加し、ビジネスとしても着実な成長を遂げています。

こうした流れの中、昨年9月には大型の資金調達にも成功し、さらなる事業拡大を目指しております。見積や設計を自動化する「設計AI」の領域への投資や、ロボットアームを用いた「製造の自動化」とった設計・製造両方への技術投資に着手しはじめました。

この新たな転換期において、①シニアアーキテクト・②アーキテクト・③インテリアデザイナー・④施工管理・⑤ファブリケーターを募集いたします。

現在建設業界は深刻な職人不足と、それに伴う建設費高騰・工期遅延といった課題に直面しています。だからこそ、デジタル技術を駆使して設計から施工まで一貫して行える私たちの優位性が活かされます。新しい建築の未来、そして次世代の建築のあり方を共に切り拓いていただける方のご応募を、心よりお待ちしております。

VUILD株式会社 代表取締役CEO 秋吉浩気

ZHAによる、中国・重慶市の交通施設「T3B」。国際空港の新ターミナルの計画。都市の山岳と河川の景観から着想を得た“うねるような屋根”を備え、将来的な拡張と運用効率を最大化する“X”型の平面構成の建築を考案。旅客の為の屋外テラスと中庭も設ける
ZHAによる、中国・重慶市の交通施設「T3B」。国際空港の新ターミナルの計画。都市の山岳と河川の景観から着想を得た“うねるような屋根”を備え、将来的な拡張と運用効率を最大化する“X”型の平面構成の建築を考案。旅客の為の屋外テラスと中庭も設ける photograph by Hufton+Crow
ZHAによる、中国・重慶市の交通施設「T3B」。国際空港の新ターミナルの計画。都市の山岳と河川の景観から着想を得た“うねるような屋根”を備え、将来的な拡張と運用効率を最大化する“X”型の平面構成の建築を考案。旅客の為の屋外テラスと中庭も設ける photograph by Hufton+Crow
ZHAによる、中国・重慶市の交通施設「T3B」。国際空港の新ターミナルの計画。都市の山岳と河川の景観から着想を得た“うねるような屋根”を備え、将来的な拡張と運用効率を最大化する“X”型の平面構成の建築を考案。旅客の為の屋外テラスと中庭も設ける photograph by Hufton+Crow

ZHAによる、中国・重慶市の交通施設「T3B」です。
国際空港の新ターミナルの計画です。建築家は、都市の山岳と河川の景観から着想を得た“うねるような屋根”を備え、将来的な拡張と運用効率を最大化する“X”型の平面構成の建築を考案しました。また、旅客の為の屋外テラスと中庭も設けています。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

重慶江北国際空港の新ターミナル3B(T3B) 撮影:Hufton+Crow
中国・重慶市

中国の重慶江北国際空港における新ターミナル3B(T3B)は、同空港の中国を代表する航空ハブの一つへの変貌における最後の大規模拡張を示すものです。

T3Bは、航空旅客取扱量において世界最大のサテライトターミナルです。ZHAによって年間3,500万人の旅客に対応するよう設計されたT3Bは、空港の処理能力をほぼ倍増させ、年間8,000万人の旅客、58万回の航空機発着、および120万トンの貨物に対応できるようにしています。

1990年の開港以来、旅客数および航空便数が大幅に増加したことで、重慶江北国際空港の既存施設はその能力の限界に達していました。この新ターミナルは、中国最大級の都市であり、最も急速に成長している地域の一つである重慶の継続的な発展に対応するため、空港運営の拡大を支えています。

71の搭乗ゲートと隣接する駐機スタンドを備えた「X」型平面にアレンジされたT3Bの構成は、将来的な拡張や新技術への柔軟性を維持しながら、航空機の回転率と運用効率を最大化しています。地下鉄システムおよびエアサイドサービスレーンを介して空港のターミナル3Aと接続されたT3Bは、中央の乗換駅を中心とした放射状の構成となっており、出発ゲートまでの歩行距離を短くすることで直感的な移動を容易にし、円滑な手続きと旅客の乗り継ぎをもたらしています。

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