ピーター・ズントーとヴィム・ヴェンダースへのインタビュー動画です。ズントーとその建築に焦点を当てた映画“FROM INSIDE OUT – The Architecture of Peter Zumthor”について聞いている内容。2026年9月に公開されたもの。
また、以下に、本映画の公式抜粋動画も掲載します。
ピーター・ズントーとヴィム・ヴェンダースへのインタビュー動画です。ズントーとその建築に焦点を当てた映画“FROM INSIDE OUT – The Architecture of Peter Zumthor”について聞いている内容。2026年9月に公開されたもの。
また、以下に、本映画の公式抜粋動画も掲載します。

マリメッコの展覧会「マリメッコ展 模様のちから Marimekko: Art of Printmaking -Beauty, Dream, Love」が、東京都庭園美術館で開催されます。
アーキテクチャーフォトでは、入場チケットを抽選でプレゼントいたします。様々な年代のドレスとファブリックや制作過程の資料から“創造の背景”に迫る内容です。皆川明によるインスタレーションも展示されます。
会期は、2026年10月3日~12月20日まで。展覧会の公式ページはこちら。
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2026年9月28日(月)13時まで(応募はお一人様1回までとさせていただきます。複数回ご応募いただいた場合も、抽選対象は1件として扱います)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。
フィンランドを代表するデザインハウス、マリメッコ。その名は「マリのドレス」を意味します。1951年の創業以来、鮮やかな色彩と大胆な模様によって、ファッションからインテリア、テーブルウェア、日常の小物にいたるまで、私たちの暮らしを明るく彩るデザインを生み出してきました。
これまでに世に送り出されたプリント・デザインは3,500種類以上にのぼり、世代や国境を超えて広く支持されています。
マリメッコの創造を支えているのは、手仕事のぬくもり、色の響き合い、そして自由で前向きな精神です。ヘルシンキにある自社のプリント・ファクトリーでは、デザイナーやアーティスト、熟練した職人たちが協働しながら、新たなデザインの可能性を追求し続けています。本展では、様々な年代の貴重なドレスやファブリック、制作過程を伝える資料を通して、マリメッコの美学と、その創造の背景に迫ります。さらに、ものづくりの中核をなすプリント・ファクトリーの現場を、アートユニット・plaplaxによる映像インスタレーションで紹介します。ゲスト参加するデザイナー、皆川 明による展示にもご注目ください。
会場となる旧朝香宮邸は、1930年代フランスのアール・デコ装飾を基調とし、日本の意匠も随所に配された空間です。模様が建築の細部に息づくこの場所で、色とかたちがもたらす「模様のちから」に光をあてます。マリメッコのプリントメイキングの技と創造の美学をひもとく本展を、どうぞお愉しみください。
以下に、詳細な情報を掲載します。
ピーター・ズントーとその作品に焦点を当てるドキュメンタリー映画「FROM INSIDE OUT – The Architecture of Peter Zumthor」の公式抜粋映像です。ヴィム・ヴェンダースが監督。ブラッド・ピットがエグゼクティブ・プロデューサーを務める作品です。2026年9月6日のヴェネチア国際映画祭で世界初上映されます。




SANAAによる、山形・村山市の「新・道の駅むらやま」の建築基本設計 (概要版) が公開されています。
山並に囲まれた敷地に計画された、“まるい屋根”と”中庭”からなる建築です。
本市では、新・道の駅むらやまの移転整備を行うこととしており、この度、移転整備に係る建築基本設計を取りまとめましたので、その概要を公表します。
■建築基本設計 (概要版)
以下に、その他のパース画像も掲載します。

伊東豊雄が設計した、東京の「花小金井の家」(1983年) が公開されることになります。
本建築は、妹島和世の伊東事務所入所2年目の担当作品としても知られています。国際文化会館が公開や展示プログラムの運営を担います。現時点では、公開時期や公開方法などは未定のようです。本建築は、過去にアートウィーク東京の一環として、妹島和世の企画監修による「TOKYO HOUSE TOUR」でも公開されていました。
伊東豊雄氏設計「花小金井の家」の公開・展示を通じて、貴重な建築文化の保存・継承を推進
公益財団法人国際文化会館(東京都港区、理事長:近藤正晃ジェームス、 以下、 国際文化会館)は、民間外交・国際文化交流のパイオニアとして、アート・デザイン・建築分野でのさらなる強化を目指し、事業パートナーを求めておりました。この度、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する「近現代住宅建築の文化的活用・発信事業」において、国際文化会館が共催団体のひとつに選定されましたのでお知らせいたします。本事業は、東京都内に存在する文化的価値の高い住宅建築の公開や展示などを通じて活用し、その魅力を広く発信することで、貴重な建築文化の保存・継承につなげることを目的としています。
国際文化会館は、1983年に竣工された建築家・伊東豊雄氏が設計した初期の代表作である「花小金井の家」の保存・継承につなげる「近現代住宅建築の文化的活用・発信事業」を運営し、建築の特色を生かした公開・展示プログラムを展開してまいります。
なお、各プログラムの詳細や実施時期については、決まり次第、国際文化会館のウェブサイトおよびアーツカウンシル東京の本事業ウェブサイトなどでご案内予定です。
石上純也・藤村龍至・古市憲寿(社会学者)・豊井泰雄(元徳島市第二副市長)・清水裕且(建築家 / JIA四国支部徳島地域会会長)が登壇した、徳島文化芸術ホールをテーマとしたセミナーの動画です。2026年7月に行われたもの。
アーキテクチャーフォトでは、本セミナー開催の契機となった「石上純也展 ― 徳島文化芸術ホールへと続く、風景と建築の思想 ―」の会場の様子も特集記事として掲載しています。




石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会の会場写真です。
約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを中心に展示しています。主催は、石上純也展実行委員会です。
会期は、2026年8月30日まで。会場は、竹内ビル1F(徳島県徳島市東船場町1丁目10 / Google Map)。展覧会の公式ページはこちら。また、本展覧会開催に関するクラウドファウンディングも実施されています。本建築に関する正式なクレジットは、熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVです。
石上純也によるコメント
展覧会再開に際して
このたび、「石上純也展 ― 徳島文化芸術ホールへと続く、風景と建築の思想 ―」を、徳島市内の新たな会場にて開催する運びとなりました。
本展覧会は、2026年6月1日より開催を予定しておりましたが、当初会場として予定していた倉庫は民間所有である一方、その敷地が県有地であったことから、徳島県からの要請を受け、開催中止となりました。
その後、実行委員会ならびに公益社団法人 日本建築家協会 四国支部 徳島地域会の多大なるご尽力により、新たな民間会場において開催できる運びとなりました。
現在、徳島県では藍場浜を敷地として、新たなホール整備事業が進められています。一方、本展覧会でご紹介する徳島文化芸術ホール計画は、約三年にわたり徳島県と協議を重ね、県民の皆様から寄せられた多くのご意見を受け止めながら積み重ねられた計画です。現在も県との協定は継続しており、実施設計まで完了し、施工予定者も決定しています。
今、徳島では二つの未来が並行して存在しています。
建築とは、建物をつくることだけではなく、人々がどのように集い、文化を育み、未来の風景を形づくっていくのかを構想する営みです。その構想は、数多くの対話や試行錯誤を重ねながら育まれ、建物として完成する以前から、社会にとって大切な文化的価値を持っています。
本展覧会では、実施設計まで積み重ねられた一つの建築の思考と、その背景にある風景や理念をご覧いただきます。
これは、新たなホール計画と対立するためのものではありません。むしろ、一つの建築の思考を社会に開くことで、この先、徳島の地で生まれる新たな場所について、多くの方々が自由に考え、語り合う契機となることを願っています。
建築は、一人の建築家だけがつくるものではなく、多くの人々と共に共有する未来を形づくるものです。
また、この計画に携わってきた私たちにとって、徳島の未来を思い描きながら、多くの時間と労力を費やして積み重ねてきた図面や計画が、誰の目にも触れられることなく、なかったことになってしまうのは、とても辛く、寂しいことでもあります。だからこそ、この建築の歩みや思考を、多くの皆様にご覧いただきたいと願っています。
本展覧会が、徳島の未来にふさわしいホールのあり方、そして建築が果たすべき役割について考える場となれば幸いです。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
藤森照信と各務寛治が、多治見市モザイクタイルミュージアムについて語っているトークセッションの動画です。開館10周年記念として2026年6月に行われたもの。藤森は設計者であり名誉館長、各務は初代館長です。

石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、徳島市内の新たな会場で開催されます。
実施設計段階まで進んでいた旧計画の内容を公開します。また、石上に加えて藤村龍至と古市憲寿が登壇するオープニングイベントも実施されます。主催は、石上純也展実行委員会です。
会期は、2026年7月11日~8月30日。会場は、竹内ビル1F(徳島県徳島市東船場町1丁目10 / Google Map)。展覧会の公式ページはこちら。
石上純也・藤村龍至・古市憲寿が登壇するイベントは、あわぎんホール 4階大会議室にて、2026年7月11日14:00~16:30に開催。
また、本建築に関する正式なクレジットは、熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVです。
石上純也によるコメント
展覧会再開に際して
このたび、「石上純也展 ― 徳島文化芸術ホールへと続く、風景と建築の思想 ―」を、徳島市内の新たな会場にて開催する運びとなりました。
本展覧会は、2026年6月1日より開催を予定しておりましたが、当初会場として予定していた倉庫は民間所有である一方、その敷地が県有地であったことから、徳島県からの要請を受け、開催中止となりました。
その後、実行委員会ならびに公益社団法人 日本建築家協会 四国支部 徳島地域会の多大なるご尽力により、新たな民間会場において開催できる運びとなりました。
現在、徳島県では藍場浜を敷地として、新たなホール整備事業が進められています。一方、本展覧会でご紹介する徳島文化芸術ホール計画は、約三年にわたり徳島県と協議を重ね、県民の皆様から寄せられた多くのご意見を受け止めながら積み重ねられた計画です。現在も県との協定は継続しており、実施設計まで完了し、施工予定者も決定しています。
今、徳島では二つの未来が並行して存在しています。
建築とは、建物をつくることだけではなく、人々がどのように集い、文化を育み、未来の風景を形づくっていくのかを構想する営みです。その構想は、数多くの対話や試行錯誤を重ねながら育まれ、建物として完成する以前から、社会にとって大切な文化的価値を持っています。
本展覧会では、実施設計まで積み重ねられた一つの建築の思考と、その背景にある風景や理念をご覧いただきます。
これは、新たなホール計画と対立するためのものではありません。むしろ、一つの建築の思考を社会に開くことで、この先、徳島の地で生まれる新たな場所について、多くの方々が自由に考え、語り合う契機となることを願っています。
建築は、一人の建築家だけがつくるものではなく、多くの人々と共に共有する未来を形づくるものです。
また、この計画に携わってきた私たちにとって、徳島の未来を思い描きながら、多くの時間と労力を費やして積み重ねてきた図面や計画が、誰の目にも触れられることなく、なかったことになってしまうのは、とても辛く、寂しいことでもあります。だからこそ、この建築の歩みや思考を、多くの皆様にご覧いただきたいと願っています。
本展覧会が、徳島の未来にふさわしいホールのあり方、そして建築が果たすべき役割について考える場となれば幸いです。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
以下に計画案の画像などを掲載します。
坂茂によるスピーチの動画です。坂の「2026年 AIA ゴールドメダル」受賞を記念して、2026年6月のアメリカ建築家協会(AIA)のカンファレンスで行われたもの。

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 (2027年) の日本館のキュレーターに、金野千恵が選出されています。指名コンペには、秋吉浩気、草野絵美、篠原雅武、馬場正尊が名を連ねていました。
国際交流基金(JF)は、第20回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーターを選出するため、指名コンペティションを行いました。5名の候補者の方にご参加いただき、選考委員会において審査を行った結果、このたび金野千恵氏がキュレーターに選出されましたので、お知らせします。選考の経過などは、以下のリンクの資料をご参照ください。
以下は、公開された各者の展示プラン(PDF)と審査講評への直接リンクです。
アントニ・ガウディによる、スペインの教会「サグラダ・ファミリア」を特集したテレビ番組の動画です。2026年6月に公開されたもの。

マリメッコの展覧会が、京都文化博物館で開催されます。
アーキテクチャーフォトでは、入場チケットを抽選でプレゼントいたします。1960年代から近年までの“約70点のドレス”などで“創造の美学”を伝える内容です。皆川明による新作インスタレーションも展示されます。会期は、2026年7月4日~9月6日まで。展覧会の公式ページはこちら。
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2026年7月10日(金)13時まで(応募はお一人様1回までとさせていただきます。複数回ご応募いただいた場合も、抽選対象は1件として扱います)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。
フィンランド生まれのマリメッコは、ファッションやインテリアの枠を超え、新しいライフスタイルやコンセプトを提案するデザインハウスです。1951年の創業以来、デザイナーのアイデアや思想を重視した製品づくりを行い、毎日の暮らしに彩り、喜び、前向きな心をもたらすことをミッションとするヴィジョンを世界に向けて発信し展開し続けてきました。これまで生まれた3,500種類以上の独自のプリントデザインは、人々のファッションや暮らしを彩り、また時には過去のデザインが再構築されることでタイムレスな魅力を放ちます。日本でも世代を超えて長く愛され続けてきました。
本展は、マリメッコの創業者であるアルミ・ラティアの言葉を手がかりに、様々な年代のドレスやアートワーク、ファブリックを通じて、マリメッコの創造の美学、また継承されるプリントメイキングの技に多角的な視点から光を当てることで、マリメッコの世界へ来場者を誘い、「模様のちから」を伝えます。
会場では、アートユニット・plaplaxによって、デザインが産声を上げるヘルシンキにあるマリメッコ自社の「プリント・ファクトリー」を映像とプロジェクションにより展示。手仕事のぬくもりと映像表現が融合する空間で、創造のプロセスを表現します。さらに、デザイナー・皆川 明氏によるインスタレーションも見どころのひとつです。マリメッコとの対話を通じ、国境を超えて共鳴し合うデザインをご覧いただけます。
以下に、詳細な情報を掲載します。




ランサ・アトリエ(LANZA atelier)による、イギリス・ロンドンの、サーペンタイン・パヴィリオン2026「a serpentine」です。
毎年一組が選ばれ造られる期間限定の建築です。建築家は、“身近な素材や形態を再解釈”する設計姿勢に基づき、周辺の建物や伝統的な蛇行する壁から着想した煉瓦壁を用いた建築を考案しました。また、壁の意味も再考して“透過性”を付与しています。
会期は、2026年6月6日~10月25日まで。施設の公式ページはこちら。
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
イサベル・アバスカル(Isabel Abascal)とアレッサンドロ・アリエンゾ(Alessandro Arienzo)によって設立されたメキシコの建築スタジオ、ランサ・アトリエ(LANZA atelier)が設計した2026年のサーペンタイン・パヴィリオンは、2026年6月6日にオープンします。ゴールドマン・サックスは、この年次プロジェクトを12年連続で支援します。
2026年のパヴィリオンは、ゴールドマン・サックスによる12年連続の支援を受けます。また、今年より、ロレックスがサーペンタイン・パヴィリオンのオフィシャル・タイムピースに就任することをお知らせできることを嬉しく思います。
パヴィリオンが第25回を迎えるにあたり、サーペンタインは、ザハ・ハディド財団およびアーキテクチュラル・アソシエーションとの特別な協働を通じて、この記念すべき節目と初代パヴィリオン建築家であるザハ・ハディドの遺産を称えます。
サーペンタイン・パヴィリオンは、その歴史を通じて、新進の才能のための大きな期待を集めるショーケースへと成長してきました。パヴィリオンは長年にわたり、サーペンタインによる実験的かつ学際的なコミュニティ・プログラムおよび教育プログラムのための、参加型の公共的・芸術的プラットフォームとして発展してきました。
ランサ・アトリエは、イサベル・アバスカルとアレッサンドロ・アリエンゾによって2015年に設立された、メキシコシティを拠点とする建築スタジオです。彼らの協働的な実践は、職人技、技術、そして空間デザインの伝統に細心の注意を払うことで、身近な素材や形態を再解釈しています。彼らの作品は、対話と共同体験を前面に据える建物のつくり方を提案しています。
二人は、ドローイングや模型制作といった実際に手を動かす設計手法を特に重視しており、それらを素材、形態、構造について思考を深めるための能動的なツールとして捉えています。グローバルに活動する同スタジオは、建築的実践を、批評的かつ積極的に関与する視点を通じて、文化的領域、住宅プロジェクト、公共インフラ、家具デザインの間を柔軟に横断するものとして捉えています。
今年のサーペンタイン・パヴィリオンにおいて、ランサ・アトリエは、パヴィリオンの片側を形成する、サーペンタイン・ウォール(serpentine wall)またはクリンクル・クランクル・ウォール(crinkle-crankle wall)として知られる建築的要素から着想を得ました。この種のレンガ壁は、交互に連なる曲線によって構成されており、イングランドのサフォーク州で一般的に見られますが、その起源は古代エジプトにあり、その後オランダ人技師によってイングランドにもたらされました。その曲線的な形状は側方支持によって安定性をもたらすため、レンガ1枚分の厚さしかないサーペンタイン・ウォールは、直線の壁よりも少ないレンガで構築することができます。この同名の特徴はまた、蛇を思わせる緩やかな曲線にちなんで名付けられた近くのサーペンタイン湖にも、さりげなく言及しています。
周囲の景観との対話のなかで、第2の壁は樹冠を損なうことなくそれと調和し、一方で主要な構造体は敷地の北側に配置されています。半透明の屋根は、木立を想起させるレンガの柱の上に軽やかに載せられています。パヴィリオンの構成は、光と風が空間に行き渡ることを可能にし、囲われた状態と開放性との境界をやわらげています。
ランサ・アトリエは、イングランドの庭園文化の伝統を称えるとともに、かつてティー・パヴィリオンであったサーペンタイン・サウス・ギャラリーの既存のレンガ造りのファサードとの対話を生み出すため、レンガを主要な素材として選びました。壁を不透明なものから透過性のあるものへと変化させるレンガ柱のリズミカルな反復によって構成されたこのパヴィリオンは、壁を隔てるための要素とみなす考え方を問い直し、来場者がその向こうを見通せることで、つながりを促します。
ランサ・アトリエは、パヴィリオンのための椅子やスツールもデザインしており、家具と建築を異なるスケールにおける同一のデザインプロセスの一部として捉える彼らの実践を継続しています。サペリ材の広葉樹から製作されたこれらの椅子とスツールは、現地で製作されています。
ランサ・アトリエは次のように述べています。「このコミッションにとって記念すべき節目の年となる第25回サーペンタイン・パヴィリオンの建築家に選ばれたことを光栄に思います。私たちは、自らの仕事をより幅広い人々に紹介する機会を得られたこと、そして空間的な実験と人々の出会いの場として続いてきたパヴィリオンの遺産に貢献できることに、深く感謝しています。自然界を想起させる庭園の中に設けられたこのプロジェクトは、サーペンタイン・ウォールの形態をとっています。この壁は、見せると同時に隠す装置として構想されており、動きを形づくり、リズムを調整し、近接、方向性、そして立ち止まることの境界を枠づけます。
私たちは、創造と保護の力としての蛇の姿に着想を得て、気候を和らげ、避難場所を生み出し、成長を可能にする構造物であるイングランドの蛇行する果樹壁になぞらえています。この発想から生まれたのが、素朴な粘土レンガで建てられたパヴィリオンです。それは、地域に根ざした職人技と、人々を結びつける建築の根源的な力を前面に据えています。2026年のパヴィリオンは、透過性を備え、穏やかな幾何学によって形づくられ支えられ、そしてその中を行き交う人々に絶えず応答する建築形態を提案しています」

石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、開催中止になりました。主催者のJIA 四国支部 徳島地域会と石上純也建築設計事務所がコメントを公開しています。
本展覧会は、徳島市の「第一倉庫」を会場として、2026年6月1日の開催に向けて準備が進められていました。アーキテクチャーフォトでは、この展示の概要を記事として掲載していました。中止に伴い、2026年6月1日19時に、石上純也が登壇する記者会見が行われます。
また、本建築に関する正式なクレジットは、熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVです。
以下に、両者のコメントを掲載します。
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