ピーター・ズントーとその作品に焦点を当てるドキュメンタリー映画「FROM INSIDE OUT – The Architecture of Peter Zumthor」の公式抜粋映像です。ヴィム・ヴェンダースが監督。ブラッド・ピットがエグゼクティブ・プロデューサーを務める作品です。2026年9月6日のヴェネチア国際映画祭で世界初上映されます。
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SHARE SDレビュー2026の入選作品の展覧会レポート(後編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペティション。若手建築家の登竜門としても知られる
- 日程
- 2026年9月4日(金)–9月13日(日)




SDレビュー2026の入選作品の展覧会レポート(後編)です。
“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件の建築コンペティションです。また、若手建築家の登竜門としても知られています。本記事では展覧会の様子を前編と後編に分けて紹介します。会期は2026年9月4日~13日。会場はヒルサイドテラスF棟 ヒルサイドフォーラム。
SDレビュー2026の審査を務めたのは、山梨知彦、冨永祥子、満田衛資、増田信吾でした。展覧会の公式ページはこちら。
SDレビューとは
SDレビューは、実際に「建てる」という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示そうというものです。
実現見込みのないイメージやアイデアではなく、実現作を募集します。
1982年、建築家・槇文彦氏の発案のもとに第1回目が開催され、以降毎年「建築・環境・インテリアのドローイングと模型」の展覧会とその誌上発表を行っております。
以下、入選作品を展示順に掲載します。

SHARE SDレビュー2026の入選作品の展覧会レポート(前編)。“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件での建築コンペティション。若手建築家の登竜門としても知られる
- 日程
- 2026年9月4日(金)–9月13日(日)




SDレビュー2026の入選作品の展覧会レポート(前編)です。
“実施を前提とした設計中ないしは施工中のもの”という条件の建築コンペティションです。また、若手建築家の登竜門としても知られています。本記事では展覧会の様子を前編と後編に分けて紹介します。会期は2026年9月4日~13日。会場はヒルサイドテラスF棟 ヒルサイドフォーラム。
SDレビュー2026の審査を務めたのは、山梨知彦、冨永祥子、満田衛資、増田信吾でした。展覧会の公式ページはこちら。
SDレビューとは
SDレビューは、実際に「建てる」という厳しい現実の中で、設計者がひとつの明確なコンセプトを導き出す思考の過程を、ドローイングと模型によって示そうというものです。
実現見込みのないイメージやアイデアではなく、実現作を募集します。
1982年、建築家・槇文彦氏の発案のもとに第1回目が開催され、以降毎年「建築・環境・インテリアのドローイングと模型」の展覧会とその誌上発表を行っております。
以下、入選作品を展示順に掲載します。



矢野健太 / yateと前田工務店が設計した、神奈川・湯河原市の「望楼の家」です。
アトリエのある彫刻家の住まいです。建築家たちは、“景色をいかに独り占めできるか”という思いを起点に、大開口に向け屋根を広げて“視界が一気に開ける”空間を構築しました。また、あらゆる動線の先に開口を設けて常に外部への視線の抜けを確保しました。
眼下に町並み、遠くに海、背後に森が折り重なるこの場所で、建主は風景に強く惹かれ、日常と切り離されたもうひとつの暮らしの場としてこの地を選んだ。
建築の出発点となったのは、「この景色をいかに独り占めできるか」という思いであった。
建物は木造2階建てで、1階にアトリエと諸室、2階にLDKを配置している。
南東面に大開口を設け、そこへ向けて屋根を広げることで、視界が一気に開ける構成を目指した。2階の天井高は1.68mから2.63mへと連続的に変化し、大開口の先へ意識を導くよう断面を構成している。
また、建物は敷地に対してわずかに角度を振って配置されており、隣地の建物をかわしながら、風景の奥行きを最大限に引き出した。1階には水まわりのコアを中心に据え、その周囲を巡る回遊動線を確保。すべての動線の先に開口や窓を設け、どこにいても視線が外部へ抜けるよう配慮している。
開口部は必要最小限にとどめつつも、光や風、緑の気配が静かに入り込むアトリエとし、生活と創作の動きが滑らかに連続するように考えた。
素材には、住まい手の手の感覚に馴染む素朴なものを選んだ。
ラワン合板で仕上げた中央のコアは家具のような佇まいをもち、外壁の珪藻土は時間帯によってその表情を変える。屋根に設けたトップライトから射し込む光が壁面をやわらかく撫で、光と時間の移ろいを空間に映し出す。北側に配したアトリエの3連窓からは、隣接する森のざわめきや天候のゆらぎが、作業の静けさに染み込んでくる。
視線の抜けを丁寧に設計することで、アトリエで過ごす時間が常に自然との交感を保つよう意図している。


丹下健三の設計思想を現代に継承し、国内外で数多くの建築を手掛ける「TANGE建築都市設計」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
【丹下のDNAを継承し、そこにあるべき建築を創出する】
TANGE建築都市設計では、丹下健三が築いた設計思想を現代に継承し、都市・環境・文化を総合的に捉えながら、国内外で数多くのプロジェクトを手掛けてきました。私たちの設計の核にあるのは、クライアントとの対話を通じて、そこにあるべき建築をかたちにする「Essential Design」というビジョンです。世界中での設計経験に裏打ちされた「提案力」を強みとし、クライアント自身も気づいていない潜在的な価値を見出し、その場所にとって真に最適な建築のあり方を追求しています。
現在はリブランディングを推進し、TANGE BRANDを次世代へ繋ぐための組織づくりを進めています。若手からベテランまでがフラットに意見を交わし、これまで培ってきた知見に新たな感性を掛け合わせながら、次代の建築を共に創り上げていく仲間を求めています。
【経験に応じた役割で、多様なプロジェクトに携わる】
今回の募集では、経験やスキルに応じた役割でプロジェクトに参画していただきます。経験豊富な方には、プロジェクトリーダーとして、マスタープランから基本設計、実施設計、工事監理まで一貫して関わり、クライアントや協力先との調整を含め、プロジェクト全体を牽引していただきます。
若手の方には、プロジェクトリーダーのもと、図面作成や3Dモデリング、模型製作などの実務を通じて設計の基盤を磨き、将来的には自らプロジェクトを牽引する立場へ成長していただくことを期待しています。
個人住宅、集合住宅、ホテル、商業施設、事務所ビル、複合施設など、規模や用途の異なる多様なプロジェクトに携わり、総合的な設計力を培うことができる環境です。
【世代を超えて学び合い、世界に通じる設計力を磨く】
代表・丹下憲孝と近い距離で議論を交わし、その視点や思考に触れられることもTANGEで働く特徴の1つです。また、月に一度の「デザインレビュー」では、各プロジェクトのアイデアや知見を共有し、世代を超えて互いのスキルを高め合っています。各国大使館や諸外国からの直接指名案件など、特殊かつ国際的なプロジェクトに携わる機会もあります。経験や年齢にかかわらず、知的好奇心と主体性を持って建築に向き合い、TANGEの次代を共に創っていける方を求めています。



池田久司建築設計事務所が設計した、兵庫・尼崎市の「塚口のS邸」です。
高度地区の細長いL字形の敷地でのプロジェクトです。建築家は、北側斜線で“視線の抜け”が確保できる与件に着目し、開口部の位置と大きさで“環境的な豊かさを引込む”計画を志向しました。また、910mm間隔の現しの柱梁は空間にリズムと一体感も与えています。
この住宅は、クライアントと4匹の猫のために計画された。
敷地は大正期に開発された閑静な住宅街にありながら、間口3.7m、奥行16mという細長いL字形で、背丈を超えるコンクリートブロック塀に囲まれている。周囲には広い区画にゆとりをもって建つ住宅が並ぶ一方、この土地は隣家の庭木や屋根に埋もれるように佇んでいた。しかし、この地域は高度地区に指定されており、北側斜線制限によって南側隣家の屋根は低く抑えられている。そのため、庭越しに光を取り込み、屋根の向こうに空への視線が抜けるという潜在的な可能性を備えた敷地であった。
建築は細長いL字形の敷地形状をセットバックした平面とし、北側斜線の制約に従って片流れ屋根を架けることで外形を定めている。開口部は隣家の緑や空、ブロック塀といった周囲の環境を取り込むように、その位置と大きさを慎重に決定した。
外部環境を遮断するのではなく、日々の生活の背景として受け入れることで、敷地が本来備えていた環境的な豊かさを室内へと引き込んでいる。間口の狭さは、柱梁を910mmピッチで現しとする選択へとつながり、内部に明快なリズムを与えている。その反復は1階から2階へと連続し、空間を一体化させると同時に、長い壁面の圧迫感をやわらげ、建築の成り立ちを可視化している。
柱間の細やかなリズムは、やがて住人の行為に応じて帽子やコート、器や本といったアイテムによって埋められ、生活の領域を示す目盛りのように働いていくことを期待している。
住まいの中心には2.5m角の吹抜けと階段が据えられている。
ここは光を取り込む最も明るい空間であり、上下階をつなぐ動線の軸であると同時に、空気を循環させることで温熱環境を調整する機能的な場でもある。家具を置くことのできない余白としての性格が、この吹抜けに独特の強さを与えている。内部の4つの空間は、それぞれ仕上げや色彩を異にしながらも、構造のリズムと素材の反復によって一体性を獲得している。
例えば、外壁に用いたガルバリウム鋼板の小波板は室内ではポリカーボネートの間仕切りとして現れ、敷地を囲むコンクリートブロック塀はキッチンカウンターへと置き換えられている。




OMA / 重松象平がリードデザインアーキテクトを務めた、福岡の「天神ビジネスセンターⅡ」です。
再開発の一環として計画された複合オフィスビルです。建築家たちは、コロナ禍以降の新たな価値観に応える為、出会いを促進するアトリウムを角部に配置した建築を考案しました。また、エグゼクティブアーキテクトとして前田建設工業と俊設計が参画しています。施設の場所はこちら(Google Map)。
また、アーキテクチャーフォトでは、同建築家による2021年に完成した「天神ビジネスセンター」も特集記事として掲載しています。
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
OMA / 重松象平による、天神ビジネスセンターⅡが福岡に開業
62,720㎡の複合用途オフィス施設は、福岡に新たなビジネス・スタートアップ地区を創出する天神ビッグバン構想の一環として、OMAが福岡地所のために手がけた2棟目の建築です。
2021年に福岡で天神ビジネスセンター(天神Ⅰ)が竣工したのに続き、OMAは隣接する敷地に、対をなす2棟目のオフィスビルを完成させました。天神ビジネスセンターⅡ(天神Ⅱ)は、市の天神ビッグバン構想における最新のプロジェクトに当たります。この構想は、天神Iから始まり、このエリアをビジネス拠点およびスタートアップのインキュベーターへと変革する取り組みです。形態、プログラム、素材の面で二卵性双生児として構想された、18階建て、62,720㎡の建物は、変化するオフィスのニーズ、特にパンデミック後に重視される開放性、緑地、アメニティ、そして新たな働き方への対応を反映しています。
OMAパートナー 重松象平:「天神Ⅱでは、パンデミック後のワークプレイスにおける新たな価値観とニーズについて考察しました。私たちは、仕事、余暇、社会的活動が重なり合うことのできる、一連のオープンエンドな環境を備えたオフィスビルをつくりました。複数階にわたるアトリウムは、予期せぬ出会いやアイデアの交換を促す衝突の場となり、そのどちらもイノベーションに必要なものです。この建物は、オフィスというタイポロジーとしては例外的なほど一般に開かれています。アクセラリウムは市役所広場の垂直方向の連続体として機能し、両者が一体となって、市の中心部にユニークな公共アメニティを形成しています」




山田貴仁+犬童伸浩 / studio anettaiが設計した、ベトナム・ホーチミンの飲食店「Pizza 4P’s Thao Dien」です。
豊かな庭を持つヴィラを転用したピザレストランです。建築家は、同国に学んだ“ローカル・リジェネラティブ”な存在を求め、“そのまま使い倒す”や“土に還す”等のシンプルな所作で空間を構築しました。また、人・動物・植物との関わりの中で成長する建築も意図されました。店舗の場所はこちら(Google Map)。
入り組んだ高級住宅地の奥に、そのヴィラは佇んでいた。
サイゴンの喧騒から離れた900㎡の広大な敷地のそのほとんどは豊かな庭を含む外部空間となっている。20年前に建てられたというこの建物は、約3mの既存高低差に合わせるように計画され、複雑な段差とそれによって分節された個室群をもつ迷宮のような様相を呈していた。
ここに、ベトナム発のピザレストラン”Pizza 4P’s”の新しい旗艦店をつくる。
4P’sはこれまで15年以上、食を通じてサステナビリティを追求してきた。そんな彼らの次なる一歩は、“リジェネラティブ”ー環境を維持するだけでなく回復させるレストランをつくることだった。
しかし我々は、そうしたイデオロギーを西洋からわざわざ輸入しなくとも、同様の考え方はこの国の人々の暮らしの中ですでに実践されているのではないかと考えた。そこで、食や農に限らず、生活のなかで培われてきた知恵を学ぶリサーチとワークショップを重ね、設計に取り入れることを提案した。
今すでにあるものを直し、使い倒すこと。人間以外の存在や自然環境と対話すること。場当たり的に適応すること。世代を超えた記憶の蓄積を思いだすこと。事後的な介入を許容すること。そうして得られた知見は、近代的なアプローチが切り捨ててきた要素をすくい上げるようなものだった。そしてそれらを、以下のシンプルな所作に還元し場を構成していった。
設計者や施工者、事業者はもちろん、食と農に関するワークショップや展示、食体験を通してこの場にかかわる人々、そしてファームに根付く植生、地中・地上に巣をつくる虫や鳥、水草と共生する魚たちなど、人間/非人間を超えた関わりあいの中で、時間とともにレストランが成長・変化していく。
ただ消費するだけではなくそこに参加し、5年、10年かけて生き続けられる場所ー私たちがこの国から学んだローカル・リジェネラティブな知恵が、そこへと向かう端緒になると期待している。

雨樋や照明が一体化できる、シャープな40mm厚の屋根「SCシリーズ」(LIXIL) の特設サイトが公開中です。
規格品ならではのメリットで、商業施設の特注制作ハニカム屋根の“代替”として実績が多数あります。電子ギフトが抽選で貰えるアンケートも実施しています。回答の締め切りは、2026年9月15日まで。アンケートのフォームはこちらから。
デザイン性に優れた特注アルミハニカム屋根の導入に、予算が合わずに悩まれた経験はありませんか。
SC for Public SPACEは「デザイン性の高い規格品」を柔軟に応用することで、コストダウンに寄与します。
豊富なサイズ展開と、現場に合わせた納まりの工夫により、特注造作に引けを取らない美しい仕上がりを低予算で実現できます。9月15日まで、アンケートキャンペーンを実施中。抽選で150名さまにAmazon電子ギフト2000円分をプレゼント
以下に、詳細な情報を掲載します。




五十嵐理人 / IGArchitectsが設計した、東京の「壁群の家」です。
不定形な土地での計画です。建築家は、敷地に応答する“複数の方向性”の導入を出発点とし、都市と生活の間の“緩衝帯の様な領域”の創出を志向しました。そして、“壁柱”と“三角形スラブ”で“一義的に把握されない開放性”も備えた空間を構築しました。
南側に緑道、東側に鉄塔が立つ、カニのはさみのような特徴的な形状の敷地に建つ、夫婦とその子供のための住宅である。
この住宅では敷地条件や都市環境に対して単一の秩序を与えるのではなく、敷地条件そのものに応答する複数の方向性を内部に取り込むことから設計を始めた。
異なる角度をもって立ち上がる壁柱の集合によって、壁そのものが群として振る舞う空間構成を与え、空間に方向のずれと距離を内在させ、都市環境と生活のあいだに緩衝帯のような領域をつくり出そうと考えた。
都市住宅において、プライバシーと開放、内と外の関係は、しばしば外壁や窓といった境界面の操作によって単純化される。本建築では、内部に生じる空間的距離と方向性の重なりそのものによって、都市との関係を再構成することを試みた。
視線が遮られながらも、その向こう側が知覚される状態をつくり出すことで、閉じることなく、しかし一義的に把握されない開放性を建築の内部に成立させている。
計画の核となるのは、柱と壁の中間的なスケールをもつ壁柱と、敷地形状に応答して三角形に分割されたスラブの構成である。
三角形のスラブの辺の中心に壁柱を立てることで、空間は明確に固定された輪郭をもたず、スラブのずれや重なりによって、常に未確定な領域が生まれる。壁柱は空間を切断しながらも閉じることなく、視線や気配を通過させ、奥行きと緊張感を与えている。壁柱は単なる構造体ではなく、空間の「軸」として、視線・動線・風の通り道を緩やかに方向づける存在である。ただし、それらは均質なグリッドや規則性に収束することはない。向きや密度のわずかな差異が、平面と断面の双方にリズムと深さをもたらし、空間は閉じることなく領域性を獲得していく。
三角形のスラブは同一レベルに揃えられることなく、わずかな高低差を伴いながら連続し、スキップフロア状の断面構成を形成している。これらの段差は空間を分断するためのものではなく、壁柱とともに視線や気配、身体的距離を調整するための構造的なレベル差として機能する。上下階という明確な階層構成を解体し、生活を断面方向へと拡張している。



山﨑壮一建築設計事務所が設計した、神奈川の「house K」です。
建て込んだ住宅街の北側接道の土地での計画です。建築家は、採光と通風に加えて“足元の明るさ”を求め、西に量塊を寄せて東を中庭とする構成を考案しました。また、水平垂直方向へ空間を連鎖させ全体を緩やかに繋いで“家族の程良い距離感”も生み出しています。
夫婦と子2人、祖母の3世代5人が暮らす都市型の木造3階建て住宅である。
建主からは、明るく快適な住まい、プライバシーの確保、そして家族が毎日顔を合わせ、同じ空間で共に過ごせる住まいが望まれた。敷地は北側が幅員4mの道路に面し、東・南・西側には境界ぎりぎりまで隣家が迫って建っている。三方を囲まれた環境のもと、採光と通風をいかに取り入れるかが重要なテーマとなった。
一つの解法として、北側の道路側に建物を寄せ、南からの光を取り入れる方法がある。しかし、これではどうしても囲まれた三層下の足元が暗く、ジメジメとした空間になってしまう。
そこで、解決策として思い切って敷地を東西に分割し、西側半分にボリュームを配置、東側半分を中庭とした。南北に長い外部空間(ストローク)があることで、陽の光が長く足元まで届く。さらに、コの字型のリフレクションウォール(反射壁)の効果もあって、中庭は光に満たされた空間となった。
この中庭に向かって、居室をできるかぎり大きく開く構成とした。特にLDKのある2階は、境界がすべて開口部となっており、明るさとともに平面的な広がりを獲得している。また、この住宅の中には「空に開かれた中庭」「2階リビングの吹き抜け」「階段室」という3つの垂直方向につながるヴォイド(空隙)がある。これらの水平・垂直方向の空間の連鎖が、住まい全体を緩やかにつなぎ、柔らかな光のまわり込み、風の流れ、家族同士のほどよい距離感を生み出すこととなった。
隈研吾へのインタビュー動画「『隈研吾2.0』の到来? バッシング経た今後は?」です。2026年8月に公開されたもの。




宮崎晃吉 / HAGISOが設計した、神奈川・横浜市の「BERTH COFFEE みなとみらい」です。
店舗に加えて共用テラスも手掛ける与件のプロジェクトです。建築家は、店の“振る舞い”が街にまで響き渡る効果を意図し、専有部と共用部の境界線を溶かして一体化する計画を考案しました。また、店名から着想して“港町の水辺のイメージ”を設計の軸に据えました。店舗の場所はこちら(Google Map)。
BERTH COFFEEの三店舗目となる横浜みなとみらいの店舗デザインです。
専有部と共用部の境界線を溶かして一体的にデザインすることで、1テナントのふるまいが建物全体や街まで響きわたるような効果を意図しています。「Nui.」や「CITAN」を展開するBackpackers’ Japanが企画・運営するコーヒーブランド「BERTH COFFEE」の三軒目となる横浜みなとみらいの新店舗。みなとみらい駅より徒歩3分の場所に位置する高層複合ビル内の、約75平米の店舗部分と隣接する施設内の共用テラスを一体的にデザインするチャンスに恵まれました。
デザインの軸は「BERTH」が港の停泊所や発着場を意味することからも、港町横浜の水辺のイメージ。水の流れのようにせわしなくうごめく街からいっときの安らぎを味わってほしいという思いから、床から370mmの高さに浮かぶ島のようなベンチに腰掛けられるデザインになっています。
この島は共用エリアから店舗エリアまでシームレスに連続しており、針葉樹合板と、BERTH COFFEEで抽出されたコーヒーグラウンズを練り込んだ左官が幾重にも重なり、地層のように自然素材の温かみを伝えています。様々な場面や人数で利用できる多様な客席を用意することで、その日の気分で居場所を探すのが楽しみになるようなお店のあり方を目指しました。


栃木を拠点に住宅の設計から施工まで行う「株式会社ドリームクリエイト」の、設計スタッフ(2027年新卒・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
設計士募集
株式会社ドリームクリエイトでは、注文住宅の設計士を募集します。
営業がいない設計主導のスタイルで、理想の住まいをトータルに提案する仕事です。【ドリームクリエイトについて】
株式会社ドリームクリエイトは1996年創業。栃木県佐野市を拠点に、注文住宅を中心とした設計・施工を行う会社です。
設計士が主となり、お客様と直接向き合いながら、素材や光、風、温熱、動線まで丁寧に設計し、心地よさとデザイン性を両立した「遊び心のある家」を、一棟一棟、丁寧に手がけています。当社は、設計から施工までを自社で一貫して行う体制を整えています。そのため、設計と現場が密接に連携し、図面の中の“線”がどのように“形”になっていくかを間近で感じられます。
入社後は、プランニングや設計補助などの実務にすぐに携わり、下積みのような期間を経ることなく、早い段階から“設計者の視点”で家づくりに関われる環境です。また、経験豊富な設計士が常に隣でサポートする、風通しの良い社風が根づいています。
わからないことや悩むことがあっても、先輩に相談しながら一歩ずつ成長できる安心感があります。自由度の高い設計環境の中で、自分らしい発想を活かし、スキルを磨くことができます。社員一人ひとりの「やりたいこと」を尊重し、建築を通してともに成長していける場所──それが、ドリームクリエイトです。


東京と沖縄を拠点に、場所を読み解き“その場所らしい建築”をつくる「山﨑壮一建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2027年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
山﨑壮一建築設計事務所では、東京・沖縄の2拠点で設計スタッフを募集しています。
私たちは、住宅からホテル、保育園、オフィスなどの中大規模建築、店舗やリノベーションまで、幅広いプロジェクトに取り組んでいます。近年は、公共施設や民間案件のコンペ・プロポーザルにも積極的に参加し、企画・提案の段階から建築のあり方を考えることにも力を入れています。
スタッフは、それぞれの経験に応じてプロジェクトを担当し、企画・基本設計・実施設計から、行政手続き、コスト管理、現場監理まで、建築が完成するまでの一連のプロセスに関わります。
建築を考えるところから、実際に完成するところまで。一つひとつのプロジェクトにじっくり向き合いながら、一緒に建築をつくっていく仲間を募集します。【住宅から中大規模建築まで、多様なプロジェクト】
私たちは、住宅が建築設計の基本であると考えています。人の居場所やふるまいにじっくりと向き合い、丁寧に図面を描くことを、これまで継続して大切にしてきました。
一方、ホテルやオフィスなどの中大規模建築では、こうした「居場所」に向き合う姿勢に加え、多くの関係者と協働しながら、一つの建築をつくり上げていく楽しさや喜び、そして責任があります。
異なる用途やスケールのプロジェクトに取り組み、それぞれの経験を行き来しながら設計を深めていけることが、私たちの事務所の特徴です。
現在も、住宅と並行して、ホテルやオフィスなど比較的大きなプロジェクトが進行しています。


再生建築のリーディングカンパニー「青木茂建築工房」の、意匠設計・BIM・3DCGのスタッフ(経験者・既卒・2027年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
青木茂建築工房では、東京・福岡両事務所で設計スタッフおよびBIMマネージャー/BIMオペレーター/3DCGクリエーターを募集します。
特に、東京事務所での勤務を希望される実務経験のある方を積極的に採用します。青木茂建築工房は、主に再生建築に取り組む建築設計事務所です。国内でもいち早く再生建築に取り組み、事務所開設から49年にわたり多数の実績を積み重ねてきました。その取り組みは、日本建築学会賞(業績)、BCS賞、公共建築賞、BELCA賞など数多くの受賞により評価されています。
当事務所では、環境に配慮した持続可能な建築再生手法を「リファイニング建築」と名付け、独自に展開しています。既存建物の構造躯体を活かし、耐震補強や劣化部分の補修、違法部分の適法化などを行うことで、安全性と遵法性を確保。さらに、建物が本来持つ可能性を丁寧に読み解き、新たな価値を提案することで、長く使い続けられる建物へと再生しています。こうした取り組みを通じて、循環型社会と持続可能な未来の構築に貢献しています。
現在、文化施設、教育施設、大規模店舗、病院、オフィスビル、集合住宅など、20件以上のプロジェクトが進行中です。民間・公共・PFIといった多様な事業スキームのもと、企画から設計監理まで一貫して携わることができ、再生建築に関わる総合的な実務経験を積むことができます。設計・デザインに加え、建設技術・法規・ファイナンスなど、実務を通して多角的に学ぶことができます。
東京・福岡の2拠点に約25名のスタッフが在籍し、外国人スタッフも活躍する多国籍な職場環境です。設計実務と並行して博士課程で研究に取り組む者や、大学において非常勤講師として教育に携わるスタッフも在籍しており、それぞれの知見を実務に還元することで、個人と組織の双方が成長できる環境を築いています。
その他、毎年数名のスタッフを海外視察へ派遣したり、建築家や周辺領域の専門家を招いた講演会・交流会を定期的に開催しています。日常的にはスタッフ全員でのランチ会を行うなど、立場や経験に関わらず気軽にコミュニケーションが取れる、風通しの良いアットホームな職場です。
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